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(3)整流型計器
彼測定交流を整流器で整流して可動コイル型計器に指示させるものである。脈流に対しては平均値が指示される。普通は正弦波交流の実効値て目盛られているので、非正弦波に対しては正しい値が得られない。

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(4)熱電電流計
熱電電流計は真空のガラス製の球の中に熱線と熱電対を封入したもので、熱線の温度は通じた電流に比例して上昇し、熱電対では温度に比例した電圧を発生し、これを可動コイル型の電圧計で読みとるものである。熱線にはコンスタンタン・ニクロム等が熱電対にはプラス側クロメル・ニクロムあるいはマンガン、マイナス側コンスタンタン等の組み合わせが多い。図に示すような接続で利用され、直流から高周波まで広い範囲にわる電流が測定できる。

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(5)指示電気計器の動特性
指示電気計器に直流電圧を加えたときに指針はできるだけ速やかに指示値を指し示すことが望ましい。これは可動部分の慣性モーメント、制動トルク、制御トルク等の係数によって決まり、図の示すような、過制動、臨界制動、不足制動の応答のパターンがある。

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